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ミニブログ

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2020年8月13日 Julia

最近新しいことを始めたので、ついでにJuliaに手をだしてみました。Matlabのような簡潔さで、Rのように柔軟に書けるという感想です。Fortran時代に手ごろに行列計算をできるようにしたいというのがMatlabですが、UNIXを手本にLinuxができたように、Matlabを手本に現代的な要素も入れた自由な科学技術計算言語を作ったというのが私の印象です。

ということで、JuliaはMatlabに似た使い方ができますが、高速化のため静的型付けの要素が含まれているので型エラーになりやすい点が異なります。変数のスコープについても若干クセがあるように思います。MatlabやRは動的型付けで型を意識しないので、静的型付け言語を使ったことがないと苦労するかも。もしC言語などを知らなければ、関数型静的型付けのHaskellやOCaml/F#で遊んで苦しんでおいたほうがよいかもしれません。このところJuliaは認知度が高まっていますし良いところが多いので、これからメジャーになるかの分水嶺に来てます。

※Juliaは、動的型付けと静的片付けの併用ということに気づいたので、加筆修正。

Rも使ってる人が増えていますが、RもJuliaと同様、関数型動的型付けという珍しいタイプで、何でもlistの要素にできるので、無茶苦茶書けます。初心者はパッケージの関数が返すlistが何なのかよくわからず困るんですが。RでもJuliaでもこういうプログラムが書けるのは面白いです(下はJulia)。

a = ["x" "y" "z"];
b = [1 20 300];
j=1;
for i in 1:3
  @eval $(Symbol(a[j])) = b[j]*10;
  j += 1;
end
println((x,y,z))
# (10, 200, 3000)

8月3日 拙著について(2)、WSL2

ΔCt=0は右上がりじゃないかって言われると、確かにそうです。

WSL2はUbuntu 20.04を入れて使っています。AWSにサーバーを立てる前の環境のテストに使えます。あとは、Windowsバイナリがないようなプログラミング言語の実行環境を入れるとか。これは遊び程度ですが。MobaXtermなどを使えば、GUIのソフトウェア、例えばファイルサーバも起動します。

Linuxにはなんとなく憧れを持っています。最初使ったのは大学のこれですが(Unix)、使いづらかった思い出。当時としては仕方ないんでしょうが。

2020年7月4日 拙著についてほか

正誤表を出していますが、拙著に一箇所間違いを見つけました。非線型モデルだと資本Ktに上限sup Ktがあります。Kmaxとしておきます。線形化すると無限大になるので、見落としました。

オイラー方程式とは何か、という質問をされました。この質問は想定内なのですが、調べがつかないので拙著では言及できませんでした。おそらく、解析力学のラグランジアンに変分法を適用することで導出されるオイラー=ラグランジュ方程式からの連想で、効用関数から定義したラグランジアン/ベルマン方程式から導出される一階の条件を(消費の)オイラー方程式の呼ぶのだと想像しています。

離散時間の無限期間の最適化の最適化の解法は、ベルマン方程式を使うのが正統でしょう。ラグランジアンからは横断性条件が導出されないので(もしかしたら、ルジャンドル変換をしてハミルトニアンにすれば出る?)。ただ、ベルマン方程式は高難度なので後に回しています。

同じく、モデルの解法は、行列の固有値を使う方法が主流ですが、行列も案外ハードルが高いので後に回しています。もっといえば、Simsのgensysがスタンダードだと思いますが、ロジックは難解です。論文も、証明という形では書かれておらず、教科書等に書いてあることも間違いが多いです。

2020年6月14日 Mac OS

このところ、ZoomでiPad(書き込み用)との連携がいいという理由でMacをメインで使っています(MacBook Pro 2019 13インチ)。
正直、Google ChromeとOffice 365を使う限り、細かいところを除けばWindowsと変わらないです。TeXの日本語の文字コードがShift-JISかUTF-8かの違いくらいです。エディタで簡単に変換できますが、Macではmiにしました。プログラミングもRとMATLABだけで、最近全然コンパイルをしていないので。
Mac OSを使うのはIntel CPU移直後の初代MacBook(2006年)以来ですが、今後、CPUをARMにするのでは、といわれているらしいですね。あとはWindowsでLinuxが走るようなったようですが(WSL, WSL 2)、今のところCUIのみで、私には使い道は思いつきません。

2020年6月12日 8/4追記

確率過程論のリーディングリスト


2020年4月29日

私が影響を受けた本の一つに『量子論の基礎―その本質のやさしい理解のために』があります。この本の発売前ですが、著者の清水先生の授業を受けたこともあります。実は、自分の本のスタイルはこの本をまねています。この本の最後は、EPRパラドックスの実験から、電子のスピンの存在は古典論では説明できないことを示して終わります。

ただ、私がずっと気になっているのは、電子のスピンがなぜ存在するかです。前出の本では、電子のスピンを表すパウリ行列が天下りに導入されています。これを正しく理解するには、場の量子論を学ばなければならないようです。『場の量子論: 不変性と自由場を中心にして (量子力学選書)』に行きついて、私自身は途中まで勉強しましたが、あまり時間もさけないのでまだ上述の問の解答には至っていません。この本はAmazonで称賛されている通り、本当に丁寧に書かれていて名著です。

場の理論は難しいのですが、『量子場を学ぶための場の解析力学入門』という参考書があります。交換関係がどこから来るのかや、群論については『物理学におけるリー代数』を見るとよいです。素粒子の法則がリー代数のような複雑な理論に従うのは不思議ですし、それを発見できた物理学者に驚きます。

2020年4月10日

マクロ経済学の大家の先生の提言をみて思うことですが、マクロにも理論、実証だけでなく「行動経済学」が求められてますね。

2020年3月15日

社会科学のためのデータ分析入門(上)(下)を読みました。問題は解いていませんが。データ分析の授業(1年後期のプレ専門ゼミ)はちゃんと組み直そうと考えているところなので参考になります。上巻には統計の話が含まれず、下巻に初めて出てくるのは特徴的です。また、上巻で回帰分析(予測)より前に因果推論の話をするというのも同様です。要するに因果推論が一番やりたいことだからでしょうし、RCT(ランダム化比較試験)が理想的どおりデザインできるならば、統計の知識もほとんどいらないというのはそうでしょう。例が非常に豊富なのも非常によいです。

あえて難点をいえば、例はアメリカ政治が中心ですので、日本の経済学部の学生は興味を持ちづらいのではないかという懸念があります。また、因果推論ももう少し後ろのほうが学生には通じそうです。下巻の統計に関する記述は悪くいえばありきたりのもので、統計学が根本的になぜわかりづらいのかを踏まえたものになっていません。どうすれば学生に統計学がよく伝わるかは、まずは自分自身で考えなければいけないことですが。

2020年2月9日

サイトを少し更新しましたが、本を刊行準備中です。初校校正まで終わっているので、3月中に出ます。ゲラを見るのは久々ですが、神経をつかいます。プログラム類もGitHubに上げました(まだ未公開)。

2019年12月21日

少し前の記事ですが、日本は物価が安いというのがあります。90年代は「内外価格差」があり海外より日本の方が物価が高いとされていましたが、その後のデフレーション、賃金上昇率の低迷の時代を経て、物価の国際調査を見てもOECD平均並みになったようです。日本で買うと安いものとして、100円ショップ、ユニクロ、ディズニーランドチケットが挙げられますが、コンビニも24時間営業というサービスを考えれば格安ではないでしょうか。ビックマックインデックスからも分かりますが、ファストフード店も海外より安価です。理由は、そういう業種に従事している人の賃金が、国際比較の意味で安いということです。先の物価の国際調査では、Educationも割安とされています。

2019年12月10日

ブログというものをちゃんと続けられたことがないのですが、今回ページを用意したのは、一物理学者が観た哲学というのを目にして感想を書こうと思ったから。(素粒子)物理学者があれだけ"哲学者"に強く出てるのは、自分たちの理論が再現可能な実験に裏付けられているから。もちろん仮説にすぎない部分も多々あるのですが、それも高度な数学で支えられていて、それを物理学者のコミュニティで共有している。

哲学者が科学の先端にいた時代から、科学(者)と哲学(者)に分離して久しい現代では、今後は偉大な科学者は現れても偉大な哲学者が現れないのではないでしょうか。

2019年11月25日

休日出勤後、遅ればせながら、サイトの常時SSL化をしました。wikiに影響があるのかと心配しましたが、特に影響ないようです。FreeStyle Wikiのバージョンも更新。GitHubのアカウントも取得(GitHub Education登録も)したので、少しあるプログラム類もいずれ移動します。